ダイヤモンドスノー
ヴァイオリンコンサート


2008年2月22日
ベーリック・ホール

プログラムより
A.ヴィヴァルディ  “四季”より第4曲‘冬’ 
あまり知られていませんがこの曲は弦楽カルテットとヴァイオリンソロのためのヴァイオリン協奏曲として作曲されました。今回はヴァイオリンとピアノのために編曲されたものを演奏します。
W.A.モーツァルト   ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第25番 ト長調 K.301
このヴァイオリンソナタは1778年モーツァルト22歳のときの作品です。1778年、モーツァルトは就職活動のためにウィーン - マンハイム - パリと旅を続けていましたが、パリでの就職も不首尾に終わり、恋愛も不成功、また同行した母をパリでなくすなど波乱に満ちた一年だった年に作曲されました。
 J.ブラームス スケルツォ 
ブラームスの先輩作曲家、シューマンが友人の作曲家アルベルト・ディートリヒとブラームスと共に作曲したヴァイオリンソナタ(通称F.A.Eソナタ)のブラームスが担当した第3楽章が、この曲“スケルツォ”。現在はこの曲だけで弾かれることが多いようです。
 S.ラフマニノフ 二つのサロン風小品より“ハンガリー舞曲” 
ピアノの巨匠ラフマニノフはヴァイオリンのための曲をほとんど残していませんが、この曲ももともとはピアノのために書かれたのでは…といわれています。
 E.イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第5番 
偉大なるヴァイオリニスト、イザイは無伴奏ヴァイオリンソナタを全部で6曲作曲しましたが、全てイザイゆかりの人々に捧げられています。この第5曲はイザイの一番弟子、まチュー・クリックボームに献呈されました。
 F.クライスラー 愛の悲しみ
中国の太鼓
美しきロスマリン
 
クライスラーもウィーン生まれの世界的ヴァイオリニストで、ヴァイオリンのための可愛らしい小品を沢山残しました。どれも良く知られた名曲ぞろいです。
 V.モンティ チャールダッシュ 
この曲がもともとマンドリンのためにかかれたことを私は最近知りました。また、モンティがジプシーとはあまりゆかりのないイタリア人であったことも、興味深い事実です。

Piano 山中麻衣子

主催:NPO法人横浜市民アクト
共催:財団法人横浜市緑の協会ベーリック・ホール